我が街の熱中人(その5)

我が街の熱中人
今回の熱中人 久保田 覚三さん(70歳)
(市内緑が丘二丁目在住)
久保田さんの写真
さつきの盆栽に熱中!!  自慢のさつきは今満開!!
 緑が丘二丁目公園の前に、今ちょうど、さつきの盆栽が満開でみごとに咲き誇っているお宅がありますが、今月の熱中人、久保田さんのお宅です。 
 5月24日(日)写真撮影とお話を伺いに行ってきました。お話を伺っている間にも、通りがかりの人が何人も立ち止まり、「きれいですね!」「見事ですね!」とお声をかけていました。玄関の周囲にも、さつきの他に、奥様丹精の草花も咲き誇り、ご夫妻ともども、花を愛しておられるご様子が伝わってきます。
*プロフィール
 緑が丘二丁目在住 35年。 ご夫妻ともに長野県のご出身。何事にも熱中してしまう性格で、緑が丘に来てから「さつき」を始め35年。今は「さつき」と「家庭菜園」に熱中。
 自治会活動にもご熱心で、 今は緑が丘二丁目自治会副会長、祭典委員長。
 緑が丘二丁目の祭りの神輿2台も、仲間と自前製作。
さつきの見事な写真
*そもそも「さつきの盆栽」をはじめたきっかけは・・・・
 相模原に住む前は、横浜に住んでいましたが、当時は海釣りに熱中し、 嵩じて 釣竿まで自分で作っていました。  相模原に来てからは、海が遠くなったこともありますが・・
本音は家のローンもあり小遣いが減ってしまい・・・知人に薦められて「さつき」を始めましたが、奥が深く、熱中しやすい持病?も出てきて、病みつきになってしまいました。
 当時は、「さつきブーム」で、緑が丘でも愛好者が多かったのですが、今は少なくなったのではないでしょうか・・・・
 自分も一時ほどの熱は・・・・。 鉢の数も少なくなりました。     
*「さつきの盆栽」の面白いところは・・・・
 「さつきの盆栽」は、長い歴史のなかで、数百種といわれるほどの種類が生まれ、 花弁の形状、色彩など微妙なその変化を楽しむことができます。花弁の形状も、大輪、中輪、小輪、二重咲き、覆輪、・・・・色彩も、白色、紅色、トキ色、紅紫、しぼり・・・・専門家仲間では、これらの変化を花芸といい、この微妙な変化が表れることを楽しんでいます。一般的には苗木を買ってきて育てるのですが、苗木の値段にも随分と差がありますが、安い苗木でもどんな花が咲くのか咲くまでが楽しみです。
  さつきの見事な写真
さつきの見事な写真
*「さつき」をきれいに咲かせる苦労、コツは・・・
 好きなことですから苦労と感じることはありませんが、しっかり世話をしてやれば、5月にはその成果が素直に表れます。「さつき」の世話には、 潅水(水遣り)、陽光、肥料、消毒、整枝・整形、植替えなどがありますが、手を抜くことなく、面倒をみてやることではないでしょうか。
 潅水も、多すぎると根腐れを起します。
 害虫は、早く見つけて消毒・駆除します。
 肥料は、多すぎず。
*現在、何種類の「さつき」が何鉢くらいありますか・・・
そのなかで自慢の1鉢はどれでしょう・・・
 一時に比較すると、種類、鉢の数ともに少なくなりましたが8種くらい。鉢の数は20鉢くらいでしょうか・・・・・・・
古い鉢で樹齢30〜50年。写真の鉢はどれも自慢??の一鉢です。
*「さつき」の苗木の入手はどこから・・・
 関東で「さつき」の本場といえば、栃木県鹿沼ですが、「さつき」を始めたころは、鹿沼のさつき市、展示会には町内のさつき愛好者と車で苗木を買いに行きました。
 市場や育苗農家で値切りながら買ったものですが、庭の「さつき」の大半は、その頃鹿沼で買ったものです。
 「さつき」は一般的には、角鉢を使用しますが、この値段が苗木に負けないくらい高いのですよ。
さつきの見事な写真
さつきの見事な写真 さつきの見事な写真 さつきの見事な写真
記者の声
お酒を頂きながらの「さつき談義」面白かったです。 久保田さんお世話になりました。「満開のさつき」見事なものでした。 仲間と手作りの緑が丘二丁目の神輿2台、家庭菜園、いづれも見事なものです。何事も徹底しないと気がすまない「凝り性」とお見受けしました。