我が街の熱中人(その24  
  
  今回の熱中人
芳賀 貞江さん
(並木3丁目在住)

相模原市内初の
少女野球チーム(小学生対象)の発起人


『野球を通して挨拶や思いやり、色んなことを学んでもらいたい。
子供の可能性は無限大。
その子供たちに関われることに幸せを感じます』

少女野球に熱中人!!

野球とのかかわり
昭和47年に青葉に転居。元々旦那様は大の野球好きで
息子さんとキャッチボールをして楽しんでいました。
ある夏の日、野球道具を求めに西門のスポーツ用品店へ。
よっぽど暑かったからか、その行程がとても遠く大変で、近所に同じようなお店があったらいいのに…。
と感じたのをきっかけに、脱サラをして起業し、昭和50年、今の並木3丁目に店舗を構えられたそうです。
貞江さんも小学校特殊学級の介助員を辞めて、一緒に商売の道へ入りました。
それと同時に少年野球のクラブチームも発足。当時、クラブチームはまだ珍しい時代。
紆余曲折、色んな苦難を乗り越え、現在の少年野球チーム“ブルーバッズ”に至っています。 
 

少女野球チームへの思い
そのうち、お兄ちゃんの練習についてきた妹たち女の子も一緒に野球をするようになりました。
しかし、高学年になるに従い、男女一緒の練習をしていくのが難しくなってきました。
女の子には女の子にあった練習をさせてあげたい…と、そう思ったのが少女野球チーム発足のきっかけでした。
『女子小学生の体力、特性を知り、技術はもちろんチームワーク・礼儀など野球の楽しさを伝え、自ら進んで向上心を持って練習ができるような環境を作ってあげたい』 

少女野球チームの困難
2014年5月5日に相模BBガールズを発足。
しかし、なかなか部員が集まりません。

そこで、ボールとバットで思いっきり体を動かし野球の楽しさを知ってもらいたいと女子プロ野球チームの方々と一緒に体験教室を開きました。

たくさんの小学生が参加され、楽しく有意義な体験ができました。

『もっとたくさんの部員が集まり、練習試合や公式試合ができるように』と願っておられます。
      
   
 これからも体験教室を催します。5月・7月・10月・12月に開催予定です。
詳しくお知りになりたい方はこちら 相模BBガールズ へアクセスして下さい。 
 

 女子野球の今  
  女子プロ野球リーグ 現在、西地区(京都フローラ・兵庫ディオーネ)、東地区(埼玉アストライア・レイア)の4チームで前後期リーグ戦(全国16地域で計24試合)を展開。
 
  少女野球(小学生) 少女野球の人口は1万〜2万人と言われている。
ガールズトーナメントは日本プロ野球機構(NPB)と日本軟式野球連盟の共催で始まった女子児童の軟式野球全国大会である。
2013年第1回大会は、29都道府県30チームで開催、愛知県代表が優勝。 
2014年第2回大会は、35都道府県36チームが参加、徳島県代表が優勝。

  女子中学生の野球 日本中学校体育連盟の調査では、2014年度に全国で軟式野球部に所属する女子部員は1982人、10年前からすると約4倍に増えた。
全日本女子軟式野球連盟に加盟する中高生チームは32(2014年時点)
 
  女子高校生の野球  日本高校野球連盟に加盟している高校の硬式野球部に在籍し、男子と一緒に練習に励んでいる。しかし、高野連の規定で女子は公式戦には出られない。
一方、全国高校女子硬式野球連盟には13都府県18校が加盟している。
1999年、5校でスタートした「全国選手権大会」は、2014年8月、19チームが参加。 

  クラブチームのリーグ戦  クラブチームが所属する女子野球のリーグ戦は、「関東女子硬式野球リーグ戦」(ヴィーナスリーグ)があり、25チームが参加。
関西でも2013年から15チームの「関西女子硬式野球リーグ」(ラッキーリーグ)が設立された。
大学も6大学と1短大が参加し、「全国女子硬式野球大会」が開催され、今年5回目を迎えている。 



 
少女野球チームのこれから
『市内初の女子チームなので、認知度を高めてより多くの野球少女と
一緒に夢の実現の手助けをしていきたいと思います』

という芳賀さんは、いつも陰で支えるお母さんの立場でありたいと
優しく語っておられました。 

『女子プロ野球選手という大きな夢や目標ができた今、そこに少しでも近づけていけますように…』
これから女子野球がますます盛んになり、全国や世界で活躍してほしいと
大きな夢を語っていただきました。




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 ≪筆者の感想≫
少子化で、昔に比べて野球人口が減っている今ですが、女子野球人口は増加しています。
そういえば私が子供の頃は、野球やサッカーをする女子は見たことがありませんでしたが、自分がやりたいスポーツを自由に選べる時代になっている事を再認識しました。
芳賀さんのチームにも一人でも多くの部員さんが集まる事を切に願っています。