|
「もしも」に備えるということ
9月1日は「防災の日」です。
毎年この時期になると、私は「災害への備え」について考えます。
今年7月には熊本で地震が発生し、8月には千葉県などで大雨による被害がありました。被災地の様子を見るたびに、「災害は本当に、いつ、どこで起こるかわからない」と改めて感じます。
私たちは普段の生活の中で、つい「自分のところは大丈夫だろうか」と考えてしまいます。私自身もそうです。
水や食料を備えているか、避難場所を確認しているか、家族とどう連絡を取るか……。改めて考えてみると、「もしも」のときに十分な準備ができているとは言えません。
だからこそ、防災の日をきっかけに、一度立ち止まって考えてみることが大切なのだと思います。
そして私は、もう一つ大切な備えがあると思っています。
それは、人と人とのつながりです。
大きな災害が起きたとき、行政だけですべての人を助けることには限界があります。そんなとき、頼りになるのは、日頃から顔を合わせている近所の人かもしれません。
「大丈夫ですか」 「一緒に避難しましょう。」
そんな何気ない声かけが、大きな力になることがあります。
公民館は、災害を防ぐ場所ではありません。しかし、日頃から人が集まり、学び、語り合い、顔の見える関係をつくる場所です。
講座やサークル、地域の行事などを通して生まれる小さなつながりが、いざというときの地域の力になる。私はそう考えています。
「防災」と聞くと、少し堅苦しく感じるかもしれません。でも、家族で避難場所を確認する、近所の方に声をかける――そんな小さなことから始めればよいのではないでしょうか。9月の防災の日。皆さんも、ご家庭で、そして地域で「もしも」のときについて話してみませんか。
「もしも」に強い地域は、「いつも」のつながりがある地域です。
大野南公民館も、皆さんが出会い、ふれあい、学びあえる場所として、地域のつながりを大切にしていきたいと思います。
まだまだ暑い日が続きます。どうぞお身体を大切にお過ごしください。
相模原市大野南公民館
館長 島田欣一
|