(1)基本理念
大野中公民館が、目指す将来像とそれを達成するための方針を明らかにし、地域、利用者、公民館等の共通の指針とし、
今後10年で目指すべき方向性を示します。
第三次大野中公民館振興計画においては、公民館が地域で最も身近な生涯学習の拠点として「人づくり」「地域づくり」
の場となるよう、3つの基本理念を定めます。
- ① コミュニティを深める場として、地域の歴史と文化を大切にする公民館を目指します。
- ② 出会い、ふれあい、学びあいの人の和を大切にする公民館を目指します。
- ③ 時代の変化を的確に捉え、多様化するコミュニティのニーズに対応できる公民館を目指します。
(2)重点目標(令和7~令和11年度)
基本理念を達成するため、公民館のめざす姿として5つの重点目標を定めます。
- ① 公民館の存在、機能などを周知し、公民館への関心を高めます。
- ② 地域交流の輪を広げ、地域住民の連帯感の醸成を図ります。
- ③ 学校や地域団体との連携をより進め、子どもたちの健やかな成長を育む活動を推進します。
- ④ 生涯学習の拠点として、誰もが活動しやすい施設運営を図ります。
- ⑤ 学んだ人が学習の成果を地域に還元するような、循環型の人づくりを支援します。
(3)活動計画(令和7~令和9年度)
目標達成のための具体的な実現方策をまとめ、運営・体育活動・青少年活動・文化活動・広報活動・ サークル支援活動の分野別に、3年間の計画期間とし、これを年間事業計画に反映させます。
〇運営
- 地域の課題や多様化する住民のニーズをしっかり捉え、事業に反映させます。
- 地域団体やサークルの自主的な活動を支援します。
- 事業や地域の情報をリアルタイムで情報発信することを目指します。
- 個人がもつ能力や学習した成果を地域に還元できる事業を実施します。
- 世代間の交流が図られるような事業を実施します。
〇体育活動
- 地域住民の親睦と連携を深めるため、地域の誰もが参加できるスポーツ・ レクリエーション事業を開催し、サークル化につながるよう促進します。
- スポーツや健康に対する関心を高め、心と体づくりを推進し、健やかで豊かな地域をめざします。
- ホームタウンチームや近隣大学と連携した事業を展開します。
- ニュー・スポーツ事業を促進します。
- 高齢者を対象とした事業、世代を超えた事業を検討、促進します。
〇青少年活動
- 青少年の自主性、主体性を支援する事業を展開し、地域づくりの次の担い手を育て、地域コミュニケーションが深まる事業を展開します。
- 親子がふれあい、家族を思いやる心を育む事業を推進します。
- 様々な世代との交流や参加者同士が楽しく親睦交流を図れる事業を展開し、子どもたちの豊かな人間形成と情操教育の向上を図ります。
- 地域文化を継承する事業や科学に関する事業を展開します。
- 環境を大切にする事業を推進します。
- 学校をはじめ関係機関、地域団体等と連携・協力した事業を展開し、コミュニケ―ション能力の向上を図ります。
〇文化活動
- 地域の歴史や様々な伝統や文化を次世代に伝える事業を展開します。
- 学びの場として教養を高め、地域に還元される事業を展開します。
- 生活課題や地域のニーズを踏まえ、よりよい地域となるよう魅力ある事業を展開します。
- 地域団体や学校と連携し、誰もが参加しやすい魅力ある事業を展開します。
- 地域住民の生活を豊かにし、また、ふれあいや憩いの場として、どの世代も参加しやすい魅力ある事業を展開します。
〇広報活動
- 公民館の役割や魅力ある活動についてアピールします。
- 地域に密着した話題を、誰もが親しみ易い館報になるよう心がけ紙面に反映します。
- 部員各自は編集技術のレベルアップのため、他館の館報や様々な出版物をもって常に研究します。
- 公民館や地域の情報をタイムリーに発信するようにSNSの活用を積極的にしていきます。
- カラーの館報掲載や取材画像の提供などホームページとの連携を深めます。
〇サークル支援活動
- 公民館利用者に対し、施設利用におけるモラルの向上のための啓発を様々な方法で行い、利用しやすい環境づくりを促進します。
- グループ・サークルの活動の充実、連携を深め、活動の成果を地域へ還元できる場を提供していきます。
(4)第三次振興計画の骨子の体形化
(1)~(3)に掲げる各項目について理解を得やすいよう体形図化し、別紙第三次大野中公民館振興計画としました。