今回の熱中人

加賀谷 育子さん
(並木4丁目在住)

“日本画って深くて面白い!”
光が丘公民館の館長でもある加賀谷さん。
小さいころから絵を描くのが大好き。
秋の文化展に出展された作品に魅かれ、
絵に対する思いを取材させていただきました。

日本画に熱中人!!

日本画を始めるきっかけは?

とにかく絵を描くのが好きとおっしゃる加賀谷さん。
2才の頃から水彩画、その後油絵、アクリル画と描かれてきましたが、独学だと壁にぶつかることがあったそうです。
そこで「先生についてしっかり学んでみたい!」との思いに至りました。
さて?やるとなったら…色々考えた末、
日本画の事ってまだ何も知らない事ばかり。ちょうどいいきっかけなので、一から学んでみよう!と思われたそうです。
   


日本画を描くという難しさ

日本画を描く時の準備

①画を描く土台づくり。パネルに麻紙を、ピンと張る為に、水張りと言う作業をします。

②染料は岩絵の具といって、石とか岩を細かくくだいたもので、自然な温かい色が見事に揃っています。それをにかわ水で解き、筆で土台に重ねてゆきます。

③まとまった時間。そこまで準備をしますので片手間ではできない作業なんですね。

その時の精神状態がすぐに筆に出るとのこと。
気持ちの準備も大切なのですね。


加賀谷さん作品集
   
 
   
 
   
 


これからどんな日本画を描きたいですか?

動物や鳥がお好きな加賀谷さん。
日本画でそれらを描き「いつか絵本を作ってみたい」とのことでした。

加賀谷さんの温かい絵で作られるお話、今からとても楽しみです。

 ≪筆者の感想≫
私は絵といえば、水彩画と油絵くらいしか知りませんでしたので、この日の取材で
初めて日本画というジャンルに接し、とにかく新しく知ることばかりでした。
絵の具をひねるとすぐ絵が描けるのとは違い、気持ちを込めて土台や染料を準備し、
きっと唯一無二の色を出すために何度も筆を重ねておられるようでした。
こんなに大変な過程を経て完成する日本画をみなさんにも、もっともっと知っていただけると、
私たちも嬉しいです。 今年の文化展も楽しみにさせていただきます!! (坂)