我が街の熱中人(その14) |
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今回の熱中人 | 岡本 隆久さん (緑が丘二丁目在住) |
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第3級アマチュア無線技士 JA1XDF | |||
今回はアマチュア無線を趣味とされている緑が丘2丁目(mi2)の岡本さんです。電化製品は直せるものは直してしまうそうで「物持ちがいい」と笑ってお話してくれました。 始めたきっかけは? 私が小学校に入る前、伯父と一緒に住んでいて、伯父は昭和30年ころからNHKの方と一緒にテレビを作っていました。伯父が作成途中のテレビでスピーカー(マイクではない)に向かって声を出すとその波形が画面に出ることを教えてくれました。私にとってとても興味深く、不思議なことでした。 その影響を受けてか、中学生の時にワイヤレスマイクやアンプなどを作っては壊したり中波や短波のラジオを聴いているうちにアマチュア無線にも興味を持ち資格を取得しました。 海外局100局を含む約5000局との交信をしました。 現在では自治会で社団局を作りに奔走しています。 アマチュア無線社団局の必要性 1964年6月に起きた新潟地震後にアマチュア無線家が非常通信で情報交換をしているのを聞いていました。そして今回の大きな震災では相模原市と大船渡市の間でもアマチュア無線が使われ不足する物資等の連絡に使われアマチュア無線家が活躍しました。 このような遠距離通信も必要ですが身近な場所で大きな災害が起こった場合での通信(たとえば周辺自治会の情報。けが人、家屋の倒壊など)は小型でバッテリーで使用できるものが必要になります。しかし、アマチュア無線用の無線機使用にはアマチュア無線局を開設していなければならず、免許を持った人がいつも自宅にいるとは限りません。社団局は無線従事者免許を持ち、申請時に構成員として登録すれば社団局のコールサインで無線機を使用することができます。 そこで、緑が丘2丁目防災隊無線班では社団局を立ち上げました。光が丘地区で無線従事者免許をお持ちの方がいらっしゃるとおもうので各自治会で形でネットワークができることを望んでいます。 |
「昔、無線機はキットで売っていて自分で 組み立てて使っていたんだよ」と 教えてくれました。 ご自宅のアンテナです。 |
あとがき アマチュア無線といえば「趣味の王様」と言われ趣味にしている方はとても多かった趣味の一つでした。 年々無線をする方は減り続け、映画「私をスキーに連れてって」で少し持ち直したものの減少するばかりでしたが、東日本大震災で連絡手段として第4級アマチュア無線技士(無線従事者免許)を取得する人が増えたそうです。 |