"生涯学習ふれあいの場" 清新公民館更新日:2022/04/27
平成17年3月(策定)
平成20年3月(活動計画改正)
平成23年3月(重点目標改正)
平成27年3月(活動計画改正)
平成31年3月(活動計画改正)
令和 4年3月(資料1-4追加)
相模原市立清新公民館
清新公民館は、昭和33年に組織公民館として開設され、清新小学校の講堂(地域住民の寄付により建設された)の一角に事務局が置かれました。清新小学校の開校から間もないこともあり、「おらが公民館」という雰囲気があり、文字通り住民主体の事業運営がなされていました。
昭和57年、現在の公民館が建設されてからも、学習・文化・スポーツ等の活動の場として、地域のコミュニティー施設として、活発な活動が展開されてきました。
しかしながら、社会情勢の変化や人々の生活スタイル・考え方の変化もあり、公民館運営についても根本的に見直す必要が生じてまいりました。特に、高齢化社会の到来・核家族化の進展、地域社会の連帯感の希薄化が見られる反面、生涯にわたる学習意欲の増大に対する対応等を考慮した公民館運営を図ることが求められています。
そのため、公民館を取り巻く現状の分析と事業結果の検証を実施し、これまで地域社会に果たしてきました役割を、より充実させるとともに、社会情勢の変化に柔軟に対応できる組織づくり、事業展開を図るために振興計画を策定するものです。
清新公民館区は、本市の北西に位置し、最寄駅はJR相模原駅及び南橋本駅の2駅です。また、国道16号線が公民館区のほぼ中央を走り、交通の便に恵まれた地域です。
都市基盤の整備については、戦前の軍都計画により、区画整理事業が既に実施され、整然と区画された市街地が広がっています。その他公共下水道、小中学校、ふれあい広場等の公共施設も整備され、充実した住環境となっています。
また、その他の社会資源としては、高齢者福祉施設、デイサービスセンター、障害者福祉施設関連の事業所も本公民館区内で運営を行っています。
その他の特色としては、マンション建設が続き、世帯形成層を中心とした社会増が続いており、少子高齢化社会が進む中で、子どもの数が多いことが特徴となっています。
また、商業面では、相模原駅周辺の商業地が相模大野、古淵、橋本と並ぶ4大商業地の一つを形成しています。
清新公民館振興計画策定小委員会(以下「小委員会」という。)では、地域的課題を明らかにするため500件を超えるアンケート調査を行うとともに、それをもとに話し合いを重ね、次のような本公民館区の課題を抽出しました。
上記アからオを本公民館の課題として抽出しましたが、話し合いを重ねるうちに、これらの中に、もっと基本的な課題があることに気づきました。その基本的な課題とは、「本公民館区において、人と人との関係が希薄になる、そんな生活形態が進んでいるのではないか」ということでした。
つまり、ほんの数十年前にあった「農家の共同の仕事」や「地域での共同作業」がほとんどなくなり、そういった作業をしなくても生活していけるようになりました。
また、全体の満足よりも、個人の満足を指向する風潮が進み、人と人との関わりを煩わしいや、面倒くさいと感じる気持ちが、地域の共同作業の減少とともに「地域の人と人との関わりを弱くしているのではないか。」という結論に達しました。
本公民館区では、「人と人との関係が希薄になる、そんな生活形態が進んでおり、これを少しでも改善したい」ということを基本的な視点とし、その結果、今後の公民館の役割は、次の2点に集約されるのではないかと考えました。
清新公民館は、社会の変化に対応した多様な学習機会を設け、地域住民の生涯学習を支援するとともに、地域に住む 一人ひとりが互いに信頼しあいながら暮らせるよう地域づくりを進めます。
スローガン 明るいあいさつ 元気な笑顔
好きですこの町 清新
本振興計画の理念において、本公民館では、「生涯学習と地域づくりを中心に運営していくこと」を目標としました。
そうした中で、地域づくりには、地域住民相互の信頼関係を作ることが重要であることから、本公民館では、そういった機会を今まで以上に設定する必要があります。
しかし、新たな課題に取り組みながら、参加者の志向にあった講座や教室の開設や継続的な学習機会を設けることは、現行の運営体制では難しい状況にあります。
そこで、サークル及び地域の特技の持主等が、それぞれの得意とする内容を公民館と共催で事業化することにより、きめ細やかで多様な学習と出会いの場を提供することを提案します。
このような共催事業を行うことにより、地域の人材の幅広い活躍の場を提供し、あわせて、相互の交流を深め、地域住民の信頼関係の構築が期待できます。
本振興計画の策定は、地域住民の主体的な話し合いに基き、策定作業が進められました。策定委員は、アンケート調査、課題の抽出、理念策定と作業をしていく中で多くの発見や共感を得ることができ、多くの意見を本振興計画に反映しました。
こうした住民の方々の主体的な取り組みは、振興計画の策定作業にばかりでなく、本振興計画の進行管理する上でも重要な点であることから、住民の主体的な参加によって、事業を評価する機会を設ける必要があります。
清新公民館を取り巻く課題でも述べたように、「本公民館区において人と人との関係が希薄になる、そんな生活形態が進んでいるのではないか」ということを、基本的な課題として挙げました。このことは、他人に対する無関心を助長し、住民の意思疎通や地域福祉活動、青少年の健全育成に係る多くの課題に関連しているように思えます。
つまり、「人と人との関係が希薄になる生活形態が進む」と「地域に住む人が互いに無関心となり、自治会で言えば、自治会に加入する人が少なくなるといった現象として現れるのではないでしょうか。
そして、こうしたことが、「自治会と密接な関係にあって、生涯学習を通して地域づくりを進めていく公民館の活動をも縮小させているのではないだろうか」と類推できます
こうした中で、情報提供の手段として、17年度よりインターネットによる公民館情報の提供が始まり、現在、アクセス数の増加などにより一定の効果が上げており、その利用価値は高いものがあると思われます。
しかし、依然として、中高年にとって苦手な存在であり、ホームページ自体の周知度が低いことはいがめないことから、今後、さまざまな手段により「ホームページの周知の徹底」を図っていく必要があります。
資料 1
平成16年4月1日現在
1 地理
(1) 位置 相模原市の北西に位置している。
(2) 面積 2.67平方キロメートル(23公民館中17番目に広い)
(3) 最寄駅 JR相模原駅、JR南橋本駅
2 人口及び世帯
(1) 人口 27,247人(23公民館中11番目に多い)
(2) 世帯数 12,242世帯
3 人口構成等
4 自治会加入率
52.2パーセント
5 公共施設等
(1)小学校数 2校
(2)中学校数 2校
(3)社会福祉施設等
(4)その他
資料 1-1
平成19年4月1日現在
1 地理
(1) 位置 相模原市の北西に位置している。
(2) 面積 2.67平方キロメートル(23公民館中17番目に広い)
(3) 最寄駅 JR相模原駅、JR南橋本駅
2 人口及び世帯
(1) 人口 27,605人
(2) 世帯数 12,459世帯
3 人口構成等
4 自治会加入率
50.3パーセント
5 公共施設等
(1)小学校数 2校
(2)中学校数 2校
(3)社会福祉施設等
(4)その他
資料1-2
平成22年4月1日現在
1 地理
(1) 位置 相模原市の北西に位置している。
(2) 面積 2.67平方キロメートル
(3) 最寄駅 JR相模原駅、JR南橋本駅
2 人口及び世帯
(1) 人口 28,231人
(2) 世帯数 13,015世帯
3 人口構成等
4 自治会加入率
48.75パーセント
5 公共施設等
(1)小学校数 2校
(2)中学校数 2校
(3)社会福祉施設等
(4)その他
資料1-3
平成30年4月1日現在
1 地理
(1) 位置 相模原市の北西に位置している。
(2) 面積 2.67平方キロメートル
(3) 最寄駅 JR相模原駅、JR南橋本駅
2 人口及び世帯
(1) 人口 30,460人
(2) 世帯数 15,064世帯
3 人口構成等
4 自治会加入率
44.0パーセント
5 公共施設等
(1)小学校数 2校
(2)中学校数 2校
(3)社会福祉施設等
資料1-4
令和4年4月1日現在
1 地理
(1) 位置 相模原市の北西に位置している。
(2) 面積 2.67平方キロメートル
(3) 最寄駅 JR相模原駅、JR南橋本駅
2 人口及び世帯
(1) 人口 31,189人
(2) 世帯数 15,932世帯
3 人口構成等
4 自治会加入率
38.94パーセント
5 公共施設等
(1)小学校数 2校
(2)中学校数 2校
(3)社会福祉施設等
資料 2
清新公民館振興計画策定における公民館区の現状について
地域社会の弱体化が進んでいる
生涯学習活動等を通し、地域社会の結びつきを強める取組み
今後の公民館の役割