4月
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2025年4月児童図書
100ねんごもまたあした

 瀬尾 まいこ/作 
 くりはらたかし/絵
                       岩崎書店

図工の授業で100年後の世界を描くことになった。タイムマシン、空をとべるクツ…みんなで思い思いの未来を描いていると、とつぜん知らない子がこんな事をいったんだ。「未来をなんだと思ってるんだよ」。じゃあ、100年後の未来はどうなっているんだろう…? 

2019年 本屋大賞「そして、バトンは渡された」の著者が手掛けた初の絵本。100年後驚くような変化はなくても私たちを楽しませてくれるものは、あちこちにあるのだろうと思います。それは遠い未来だけでなく明日や明後日でも同じなのかもしれません。明日も100年後もいいことがありますように。

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2025年4月一般図書

先祖探偵
                新川 帆立/ 著 

      角川春樹事務所

谷中銀座の路地裏で、先祖調査専門の探偵事務所をひらいている風子は、親を知らず天涯孤独の身。様々な先祖の調査依頼を受けマイペースに調査をしている風子は、いつか自分の母を探したいと思いながら…。
先祖を知りたいと思う依頼者のきっかけが様々。普段感じていなくても、どこかで先祖とのつながりを確信したい気持ちを人は持っているのかもしれません。調査で訪れる日本各地のおいしい料理を楽しみながら、調査を粛々とすすめる風子に同行するような気分で読めると思います。



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3月
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3月のおすすめの児童図書
  わかったさんのスイートポテト

 寺村 輝夫/原案
 永井 郁子/作絵
                    あかね書房

クリーニングの配達中にイモほりを手伝ったわかったさん。スイートポテトを食べたいぼっちゃんのために走りまわることになります。…
寺村輝夫さんの発想を絵にしてきた永井郁子さんが、世界観ごと受けついで物語と絵を描いた「わかったさんのあたらしいおかしシリーズ」です。 やさしい物語でほっこりします。  
「わかったさんとおかしをつくろう!」シリーズ3冊もおすすめです

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3月のおすすめの一般図書 ほろよい読書
             織守 きょうや/坂井 希久子/額賀 澪/原田 ひ香/ 柚木 麻子/ 著 
         双葉社 

今日も一日よくがんばった自分に、ご褒美の一杯を。
酒好きな伯母の秘密を探る姪っ子。将来に悩む日本酒蔵の跡取り娘。自宅での果実酒作りにはまる四十路のキャリアウーマン。酒が原因で夫に出ていかれた妻。保育園の保護者達からオンライン飲み会に呼ばれたバーテンダー…。
5名の作家さんが「お酒」にまつわる人間ドラマを描いた心うるおす短編小説集です。
いつもは手にしない作家さんとの新しい出会いがあるかしれません。 

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2月
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2月の児童おすすめ図書 宮沢賢治童話集の表紙
  宮沢賢治童話集
(100年読み継がれる名作)
                       世界文化社

約100年読み継がれている宮沢賢治の童話集です。賢治が岩手の人や自然とともに生きた詩的で、美しい童話「注文の多い料理店」「セロひきのゴーシュ」「よだかの星」など心の琴線にひびく名作10話と宮沢賢治の経歴や解説も収載しています。小山にはこの[100年読み継がれる名作]シリーズが他作家も含め8冊ありますのでこの機会に是非読んでみてください。
 

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2月の一般おすすめ図書 マンガでわかる!メタバースの世界の表紙
  マンガでわかる!
メタバースの世界
                  岡嶋 裕史/監修 
         宝島社 

VR・AR・MR、メタバース演出家、メタバース留学、ミラーワールド…。いま注目が集まる「メタバース」をマンガで解説しています。無限の可能性が広がるメタバースの最新活用事例とこれからのビジネス戦略がわかりやすく書いていますので、メタバースって何?と思ったらこの本を読んでみてください。 

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1月
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児童図書の表紙
  ノンタン にんにんにこにこ 

 キヨノ サチコ/作・絵
 偕成社

にんにんにこにこ、びっくりひゃっくり、ぐすんぐすん。リズムにのって、ノンタンといっしょにことばと表情を楽しむ絵本です。「ノンタンおしっこしーしー」と共に、昨年秋に新しく購入しました。シンプルな内容で、赤ちゃんにおすすめの絵本です。


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一般書の表紙
 小説8050

 林 真理子/著
 新潮社 

従順な妻と優秀な娘にめぐまれ、完璧な人生を送っているように見える大澤正樹には秘密がある。有名中学に合格し医師を目指していたはずの長男の翔太が、7年間も部屋に引きこもったままなのだ。「引きこもり100万人時代」を背景にした、絶望と再生の物語。発売当時、人気で予約多数だった本です。ようやく戻ってきましたので、ぜひ、読んでみて下さい。

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12月
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12月の児童書
 星空教室 冬の星座 

 藤井 旭/著
 誠文堂新光社

オールカラーの写真と図版で冬に見える星や星座を解説。初めて星空観察をする方にもわかりやすいよう、実際に見ることのできる代表的な星座について詳しく解説されています。また、星の基本や豆知識も掲載されています。
冬は一年中でもっとも星空がきれいに見える季節。星の並びを観察するうちに、次第に星座の形がわかるようになるかもしれません。同シリーズ春夏秋冬と小山公民館に蔵書あります。

 

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12月の一般書
 牧野富太郎植物語り

 清水 洋美/編著
 世界文化社 

「草木はわが恋の主」、「花あれバこそ、吾もあり」と、熱烈に植物を愛した幸福と、業が織りなす94年。苦難にまみれながら、極めて愉快に生きた植物学者の人生の極意とは?牧野式植物図と標本・植物写真で牧野富太郎の生涯を辿る1冊。
 緻密に描かれた植物図は学術的に素晴らしい植物学研究資料であることはもちろん、その美しさ、アングル、対象の切り取り方等、牧野富太郎の植物への愛が込められた芸術的な作品とも言えるでしょう。
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11月
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児童図書11月おすすめ
 おばけのかわをむいたら 

 たなか ひかる/著
 文響社

おばけをつかんで、おばけのかわをむいたら…。なかからあらわれたのは、おすもうさんに、でんしゃ、ホットドッグに、それからそれから…。いろいろなおばけのかわをむいたり、なかみをおしだしたり。おばけのなかから、さまざまなものがあらわれる絵本。
とっても楽しくて「もう1回 読んで!」が止まらない絵本です。
ふしぎ体感シリーズの「しりながおばけ」も小山図書室にあります。
 

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一般図書11月おすすめ
 私たちの金曜日

 有川 ひろ/恩田 陸/ 桐野 夏生/ 田辺 聖子/ 津村 記久子/ 山本 文緒/ 
綿矢 りさ/〔著〕
 KADOKAWA 

ストレスから職場を転々とする会社員、小壜をロッカーに隠し置くミステリアスな同僚、上京した売れない地下アイドル、30歳の誕生日を迎えた小説家、育ち盛りの子供を抱える自衛官のパイロットなど…。思い通りに仕事をすることが叶わないなかで働く様々な女性たちを描いた作家7名による短編7作品。「働く」の今を知るための短編集です。
さくっと気軽に読める本です。お薦めです。

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10月
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9月の児童書おすすめ「小学生なら知っておきたい共用366」の表紙
 小学生なら知っておきたい
 教養366 

 齋藤 孝/著
 小学館

この本は1日1ページ、毎日読むことで知性の筋力を鍛える、小学生のための教養本です。言葉、文学、世界、歴史、文化、芸術、自然と科学の7ジャンルから、「言葉遊び」「日本文学神7」「世界のすごい
画家」など52の週テーマを厳選し、親子で楽しめる教養クイズも満載してます。小山はこのシリーズ
他に2冊あります。あわせて読んでみて知識をふやしてみませんか。 

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9月の一般書おすすめ「妖異博物館」の表紙
 完本妖異博物館

 柴田 宵曲/著  
 KADOKAWA 

古今東西の妖異譚を集めた『妖異博物館』『続妖異博物館』をまとめた1冊です。妖怪から、未確認生物、身近な動物の身近ならざる姿、奇譚・幽霊譚などを取り上げ、類話や出典を国内外の書物から博捜しています。また巻末には索引を収録しています。10月はハロウィンということで、日本のおばけの物語をあつめた本を紹介してみました。

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9月
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児童書 まよなかのサイクリングの表紙
 まよなかのサイクリング 

  たるいし まこ/作
  あかね書房
 
 たっくんの自転車を見て「ぼくだって上手に乗れるよ」と思った飼い犬のチャイロ。ある夜チャイロは、飼い猫のシロを後ろに乗せて、自転車に乗り、サイクリングに出かける。得意になってこいでいくチャイロだが、坂道でブレーキがわからず大ピンチに…。チャイロとシロがないしょで楽しいことをやっちゃうシリーズ。

 この本のほかに、「ガオガオきょうりゅうのよる」「ぷるぷるひやひやゼリーのプール?」もあります。


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一般書 京君(こうくん)の表紙
 香君 上・下

  上橋 菜穂子/著 
  文藝春秋  

 奇跡の稲、オアレ稲。ウマール人はこの稲をもちいて帝国を作り上げた。この奇跡の稲をもたらし、香りで万象を知るという活神〈香君〉の庇護のもと、帝国は発展を続けてきたが、あるときオアレ稲に虫害が発生してしまい…。ファンタジーですが、現代社会に通じるところが多々あると感じられる作品です。

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8月
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 わくわく!布やリボンのアクセサリー 

  くぼでら ようこ
  あかね書房
 

 小さい布やフェルトなどで作るシュシュやブローチ、リボンのバレッタなど、基本のテクニックだけで作れるアクセサリーを紹介。材料や縫い方など、写真で説明するため、初心者でも簡単に作ることができます。アレンジのアイデアをヒントにオリジナルアクセサリーにも挑戦できるかもしれません。同シリーズのビーズやレジンを使ったアクセサリー作りの本もあります。


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 ただいま神様当番

  青山 美智子 
  宝島社文庫  

 ある朝、目を覚ますと手首から腕にかけて「神様当番」と太くて大きな文字が書かれていた。突如目の前に現れた「神様」を名乗るジャージ姿のおじいさんの願いを叶えないと、その文字は消えないようで…。ムフフと笑ってほろりと泣ける、5つのあたたかい物語。
満たされない気持ちを周りのせいにするだけでなく、自分自身が勇気を出して行動したり、見方を変えていくことも大事なんだと気づかされる1冊です。



7月
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7月おすすめ本(児童図書)
 カブトムシ・クワガタムシのクイズ
 図鑑                         
 学研プラス(学研の図鑑LIVE)
 

 もうすぐ夏休みですね。この本は、カブトムシ・クワガタムシの見つけ方や捕まえ方、飼い方はもちろん、ひみつや特徴、名前の由来など、もっともっとカブトムシ・クワガタムシにくわしくなれる本です。
日本だけではなく、有名な世界の品種も掲載しています。
全100問のクイズで楽しみながら学べる本です。
市内に1冊だけの本です。


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7月おすすめ本(一般)
 LDK冷凍保存の便利帖 

  晋遊舎 
 (晋遊舎ムック 便利帖シリーズ)  

 いつもの食材をもっとおいしく、もっと長持ちに変える魔法の冷凍テクの本です。
“保存するだけじゃない!” 料理のプロが冷凍を活用するのは、たくさんのワケがありました。
メリットいっぱいの冷凍保存術はお弁当作りにも役立ちます。
忙しくて物価も高い今こそ、冷凍生活で楽においしく毎日を過ごしましょう!
こちらの本も市内に1冊だけです。


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6月
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児童書短歌部、ただいま部員募集中の表紙
 
 短歌部、ただいま部員募集中! 
 小島 なお/著 千葉 聡/著

                         岩波書店

 口に出せない日々の思いや悩みを、短歌に託して表現してみませんか。言葉にすることで気持ちが楽になったり、次の一歩が踏み出せることもあると思います。
 この本は「短歌を詠んでみよう」と呼びかけるとともに、その魅力、豊かさを2人の歌人が多くの作品を通して伝える1冊だとおもいます。(中学生対象本です)


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一般書心躍る博物館の表紙
 心躍る博物館 

  TAC出版編集部/著 
  TAC株式会社出版事業部  

 全国約340の博物館をテーマ別に掲載したガイドブックです。展示内容や展示物の紹介にとどまらず、イベントやおみやげなど、見て学ぶだけでない楽しみ方も提案するほか、博物館にゆかりの人物も紹介もしています。博物館、ちょっと気になりましたらお手に取ってみてください。

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5月
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おすすめ本児童書 けんかのたね
 けんかのたね

ラッセル・ホーバン/作 
小宮 由/訳 
大野 八生/絵
                         ポプラ社

ある日の夕方、家の中は大さわぎ。いぬは、ねこをおいまわし、4人きょうだいは大げんか。わけをきいても、口ぐちに、自分のせいじゃないというばかり。誰をしかっていいのかわからないお母さん。最後に、ねずみが謝ってみんなが、次々と謝って無事に仲直り。面白いオチが用意されていて、くすりと笑える本です。

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おすすめ本一般書 やさしい猫
 やさしい猫                      
中島 京子/著 

          中央公論新社

シングルマザーの保育士ミユキさんが心ひかれたのは、8歳年下の自動車整備士クマさん。出会って好きになって、この人とずっと一緒にいたいと願う。当たり前の幸せが奪われたのは、彼がスリランカ出身の外国人だったから。内容はかなりシビアで読み進めるのがつらい部分も。大きな事件に見舞われた小さな家族を、温かく見守るように描く小説です。

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4月
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おすすめ本児童書 あなふさぎのジグモンタ
あなふさぎのジグモンタ
 とみながまい/作
 たかおゆうこ/絵
                 ひさかたチャイルド
                 
ジグモのジグモンタは、穴ふさぎが得意な服の修理屋さん。でも、この頃はみんな新しいものを欲しがります。「穴ふさぎなんて、もう役に立たないんだ」。気落ちしたジグモンタは、気晴らしに森に出かけますが…。修理という作業を通じて、古いものを大事に使い続ける意味や物作りの喜びまでも伝わってくるお話しです。コラージュ風の絵も素敵です。

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一般書おすすめ「静おばあちゃんと要介護探偵」の表紙
 静おばあちゃんと要介護探偵                 
中山 七里/著
文春文庫

 元東京高裁判事の静と、経済界の重鎮で「要介護探偵」の異名をもつ玄太郎の老老コンビが身近に起きる難事件を解決していきます。知性と良識を兼ね備えた静と車いすの暴走老人と恐れられるほど豪快・無鉄砲な玄太郎のやりとりはユーモアがありつつ、世の中の問題の核心が垣間見えます。この二人、同作者の別シリーズでそれぞれ登場した人物。まさに迷コンビの誕生です。続編「銀齢探偵社」も蔵書であります。

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