今から65年前、昭和20年の太平洋戦争終戦後、満州からの引揚者により大野台4丁目一帯の開拓が始められました。開拓の指導的役割を担ったのが、神奈川県から満州に送出された神奈川開拓団出身の人々でした。当時はまだ草木の生い茂る台地であった入植地に入り、苦労を重ねて耕作地に整備し、農業生産を始めました。まもなくして神奈川開拓団開拓農業協同組合を発足させ、生産活動はもとより開拓団員の生活文化向上のための様々な活動を行うようになりました。現在の大野台第二自治会はこの組合が母体となり、地域に開かれた形で継続、発展してきたものです。
昭和20年8月の終戦と時期を同じくして、ソ連軍を逃れるように満州開拓民の日本への引揚が始まります。



「昭和21年8月28日満州引き揚げ、相模原町の淵野辺旧兵舎すなわち三角兵舎におちつき翌29日に貧困者届けを出して町から扶助料を貰いこれは3年間もらえた。
開拓者総世帯数は満州帰国組、長野県出身の開拓者のグループなどが県の斡旋によって一緒になり総数30世帯となりました。

井戸を掘って生活用水を確保(左写真)しました。
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