


陽光台地区は、相模原台地の上段部分にあり、地区の西端は段丘崖である。
その昔、この地は太陽の恵みを受け、豊かな雑木林で覆われ野兎が戯れる大地であった。昭和20年代に入り開墾が進められ畑地になり、昭和40年代初め頃から、住宅地として発展した地域である。陽光台公民館は、平成10年7月に旧相模原市内23館の内、23番目の公民館として開館した。現在の館区内人口は約1万人、公民館利用団体は約220団体である。
地域住民の参画のもとに、幅広い年齢層の人々が出会い、ふれあい、学びあい、豊かな気持ちが通い合える、安らげる公民館を目指している。
このような中、初夏に行われる公民館事業として、公民館青少年部主催「ほたる観察教室」がある。緑豊かな風致公園「道保川公園」が隣接している恵まれた環境を活かし、子どもたちが身近な自然に触れるとともに自然環境の大切さを認識し、自然への関心を深める機会をつくるため、公民館が開館した翌年より毎年開催されている。
夕方から開催されるこの事業では事前勉強会でほたるの生態や道保川公園について学び、その後、沢へ流れるわき水により育まれたほたるを間近に観察する。この貴重な体験で、子どもたちは、普段遊び慣れている公園のまた違った面を発見している。
公民館体育部の事業として平成12年度より、「スキー教室」と「スケート教室」を隔年に実施していたが、平成15年度より“スキーの技術を習得するとともにスキーを楽しみウィンタースポーツに親しむ機会をつくる”ことをねらいとし、毎年1月に、サンメドウズ清里スキー場を会場にスキー教室を実施している。相模原市内公民館で唯一陽光台公民館だけが実施している事業である。
講師については、相模原市スキー協会の会員の方に依頼し、補佐として体育部員とスポーツ推進委員が受け持ち、初心者・初級・中級に別れ4〜5クラスに編成をして実施している。応募者については、始めての方のほかリピーターも多く、常に30〜40名の参加があり、人気の事業の一つと好評を得ているとともに、継続学習の場として事業が定着している。
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