相模原市の公民館では、地域住民のみなさんが参加し、社会教育活動の一環として公民館ホームページづくりを実践しています。この取り組みは、平成15年度から始められたもので、当初全く予算がない中で、地域住民のみなさんの知恵と創意工夫によって、実践を始めて3ヶ月後の平成15年7月に初めて2つの公民館ホームページが開設されました。その後、順次各公民館がホームページを開設し、平成16年11月には、旧相模原市域23館全てで地域の特色あふれる公民館ホームページが開設されるに至りました。
この取り組みが評価され、平成17年3月には「第5回インターネット活用教育実践コンクールで佳作を受賞しました。
その後も熱心な取り組みが地域住民のみなさんによって続けられており、合併を経て旧津久井地域の公民館でもホームページを開設し、平成24年9月以降はすべての公民館でホームページを開設しています。

相模原市では、青年団などの活動によって最初に大沢・上溝両公民館が設置 された昭和24年から一貫して、地域住民が主体となった公民館活動を展開してきています。
「独立館」として地域ごとに公民館を整備する中で、それぞれの館では体育部、青少年部、文化部、広報部などの住民で構成される専門部組織に運営を支えられ、地域の特色ある活動を展開してきました。
全国的にも珍しい、本市のそのような特色を踏まえて、公民館ホームページづくりの取り組みも、「全ての公民館が公のアドレスを使ったホームページを住民参加で作る」という、全国的にもほとんど例のない試みとなりました。
当初は、試行錯誤を繰り返しながらのホームページづくりでしたが、ホームページづくりに関わる地域住民のみなさんが、創意工夫によって知恵を持ち寄って「より多くの市民に公民館活動に参加して欲しい」という願いで取り組みを行った結果、現在では、市内の各地区にある公民館が、それぞれの地域性豊かなホームページづくりを展開しています。