


大野北公民館は、昭和27年7月に市内10番目の公民館としてスタートした後、昭和53年4月に現在の公民館が建設された。
館区内の人口は約55300人、公民館利用団体登録数は640団体で、人口・登録団体数とも市内で1番多い公民館である。
公民館は、JR横浜線淵野辺駅南口から徒歩1分という好立地にあり、館区内には3つの大学、1つの高校、2つの中学校、4つの小学校、市立図書館や国際交流ラウンジ、鹿沼公園などの施設がある文化的特性を持った地域である。
公民館事業の最大のイベントは「公民館まつり」で、利用サークル協議会(公民館を利用するサークルや地域団体で構成されている任意団体で約100団体)が中心となり実行委員会を組織し、会議を重ね毎年7月に実施している。
昨年は、東日本大震災のため、3月24日に開催された第1回実行委員会において、7月開催は時期尚早との判断から中止が決定された。
しかし、利用サークル協議会や桜美林大学のボランティアサークル、地域団体等の有志により、震災復興をみんなが元気で支えられるようにと「送ろう元気を!大野北大震災チャリティ交流会」をテーマに7月2日〜3日の2日間に渡り学習会と交流会を開催した。
学習会では、友好都市である大船渡市の現状説明や原子力発電所や放射能、災害発生時の対応に関する学習と座談会、交流会では、手づくりミサンガの作成や参加サークル・団体の義援金カンパなどを行い、大船渡小学校全校児童分の手づくりミサンガを送付した。また、集められた義援金は「オオフナト共和国応援金」として送金した。
このほか、館区内大学との連携・協力による歴史講座や子どもまつりの開催、市立図書館との共同事業実施、国際交流ラウンジが主催する国際交流フェスティバル会場の提供など、地域特性を生かしながら繋がり・拡がりを持った事業展開を行っている。
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