


(橋本公民館青年教室)は、相模原(Sagamihara)・ユース(Youth)・アクション(Action)・サークル(Circle)の略。橋本公民館が主催する相模原市内の青年を中心とした実行委員により運営している教室で、今年で4年目を迎えた。学校や職場の垣根を越え、同じ地域の若者が集い、楽しみながら、今自分たちが社会に向けて出来ることを探っている。また、普通に生活を送っているだけでは出会うことのない人とも知り合い、仲間の輪が広がっていくこともSYACの魅力の一つである。
このは準備から若者たち自らが考え、知恵を出し合い、下見や予行演習など行い、試行錯誤しながら活動内容を作り上げていく。例えば、ある年はただ仮装して地域に繰り出すだけだったものが、翌年は仮装して地域の清掃活動に取り組んだ。このように前年の反省を踏まえ、年数を重ねるごとに内容もしっかり進化させている。
プログラムには、みんなで高尾山に登ったり、講師をお招きしてスポーツチャンバラを体験したりという体を動かすものから、みんなで協力してテーマに合った料理を作るというものもある。
また、プログラムの中には自分たちだけで行うのではなく、地域の方々と一緒に行うものもある。その一つが「逃走中」というテレビ番組の企画を自分たちでもやってみるというもの。「逃走中」とは昔から遊ばれている「どろけい」(けいどろ)と同じようなもので、追いかける鬼がスーツ姿なのがとても特徴的なゲームである。
SYACの企画では鬼をSYACメンバーが行い、逃げる方を一般の方から募集した。今年度も募集の結果、大勢の方にご参加頂き本当に嬉しかった気持ちの一方で、なかなかうまく運営できなかった悔しさもあった。それでも「楽しかった」「また参加したい」という声を頂くことができたので、この気持ちに応えるべく次年度も企画の内容は違っても今回の反省をしっかりと活かし、地域の方も参加できるような企画を何か考えたいと思っている。
今日「地域の希薄化」が様々な場面で問題になっているが、参加しているメンバーはとても仲良くなり、すべてのプログラムが終わった後もずっと繋がりを持ち続けていたり、次年度も参加したりしている。これからも、より多くの人に参加をしていただき、さらに大きな仲間の輪と深い絆ができればと考えている。
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