


地域には様々な技能をもった達人がいる。その技を公民館で生かしてもらいながら、大人も子どももごちゃまぜになって遊ぶ。それが「相模台プレイパーク~わぁいわい なにしてあそぶ?」だ。
地域の大人が子どもに伝統文化や遊びを教え、地域交流や親子・三世代交流を図ることをねらいとし、今年で3年目を迎えた。講師は地域住民や公民館を利用するサークル会員で、普段は公民館で活動しているが、このイベントの時には先生となり子どもや親子へ教える。
1年目は昔あそびや伝統文化伝承を中心に「お手玉、めんこ、コマ、ベーゴマ、竹串とんぼ、俳句、紙芝居、折り紙、絵手紙」などを取り入れ、古き良き日本の遊びを大人が先生となり子どもに教えた。「子どもたちが真剣な眼差しで取り組んでくれて感動した。」と講師の声。また意外にも俳句に人気があり子どもたちの気持ちが素直に表現された力作が揃い大人たちを驚かせた。
2年目は内容を一部変え「人間すごろく、囲碁・将棋・16ミリ映画、百人一首、相模原かるた、でいらぼっちのぬり絵、顔出しパネル、昔ばなし、輪なげ、竹串トンボ、ストロートンボ」を取り入れた。人間すごろくでは子どもの体ほどの巨大なサイコロを大人が作り上げ、子どもたちを楽しませた。「人間すごろくが最下位の前だったけど楽しかった。またやりたい。」「一番楽しかったのはけん玉です。真剣にやれました。」という感想が寄せられた。
3年目は今までも人気のあった「けん玉やコマ、ベーゴマ、人間すごろく、折り紙、工作コーナー」などを残しながら、新たに「カップスタンディングや新聞紙カーリングなどのミニゲームやキッズダンス体験、マイバック作り、風呂敷包み体験」を取り入れた。「去年も参加して楽しかったのでまた遊びに来たよ。」という子どもの参加もあり、子どもに誘われ家族の参加も一層増えてきた。風呂敷包み体験では親も初めて触る、という声も聞かれ「夏にペットボトルを包んで使ってみたい。」「いろんな使い方を知って良かった。子どもと一緒に使いたい。」と親子で楽しんでいた。
参加者も徐々に増え公民館事業として定着してきているこのイベントは、何より子どもの笑顔があることで、教える大人がもっと楽しませたい、遊ばせたいと毎年工夫を凝らし続いてきている。今年はどんな遊びで楽しませてくれるのか?わぁいわい なにしてあそぶ?
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