


大沼公民館は、昭和61年4月に旧相模原市内の23公民館の内、20番目に開館した。周囲は閑静な住宅地で近くには大沼小学校や大沼こどもセンターがある。
館区内には、約10,000世帯・24,000人の方々が住んでおり、公民館利用団体登録数は約400団体である。
大沼公民館は、名実ともに地域の公民館を目指し、専門部の充実と活性化を図るとともに、地域の団体や学校、公民館利用団体などとの連携を深めることを目標としており、毎年5月には「大沼公民館交流会」を開催し、公民館の企画・運営・推進等に携わる関係者150名以上が一堂に介し、親睦と交流を図りつつ情報交換を行い、公民館事業について理解を深める機会をもうけている。
大沼公民館の事業の中で6月に行われる「スローピッチソフトボール大会」は地域住民の「生涯学習及び健康」と「親睦・交流」のために、さわやかな汗を流し、生涯スポーツ時代におけるレクリエーションスポーツの振興を図ることを目的としている。
毎年8月に開催する「サマーコンサート」は、子どもから大人まで楽しく参加できるイベントで、今年は、身近な楽器のハーモニカと中国の伝統的な楽器の二胡の美しい音色を楽しむ予定である。1月には「大沼新春寄席」で新しい年の初めを子どもから大人まで地域の方々が一堂に会し、日本の伝統文化である落語に親しみ交流と親睦を図る機会としている。
2月に開催される「バレンタインコンサート」も好評で、前回は〜恋心、歌心をあなたに〜と題しソプラノ歌手とピアノ演奏者を招いた。
昨年度20回目を迎えた「大沼子どもまつり」は、「絆深まる子どもまつり」のスローガンのもと、異なる年齢の子どもたちや地域の大人たちとのふれあいの中で、楽しい時間を過ごしお互いの親睦や交流を深め、やさしさ、人を思いやる心を育てることを目的として開催し、模擬店・あそび・工作・発表・展示部門に19団体が参加し、大勢の来場者で賑わった。
最後に今年度の注目事業として、大沼地区の歴史を中心に、相模原市全域の歴史を学ぶ『地域を知る講座〜大沼からさがみはら〜』を全5回の連続講座で開催する予定で、内容は第1回「原始・古代の相模原」・第2回「中世から近世の相模原 -大沼を拓いた人々-」・第3回「近代のさがみはら-自由民権運動から軍都計画へ-」・第4回「現代の相模原」・第5回「市内巡り」となっている。
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