


小山公民館は、昭和25年に開設され、今日まで、学習・文化・スポーツの活動を通じ、ふれあいの場として地域とともに歩んできた。
スポーツにおいては、公民館を拠点とした、地域住民による各種スポーツクラブの活動が盛んで、スポーツ大会での好成績から「体育の小山」と称されてきた。最近では、社会状況や地域住民のニーズなどから、音楽や健康づくりなどの文化事業にも積極的に取り組んでいる。さらに、小山公民館は、JR相模原駅から徒歩圏内であることや駐車場が広いこと、施設の周辺環境が音楽の練習に適していることなどから、音楽サークルの活動が盛んに行われている。
5回目を迎えた公民館利用者懇談会主催で行われる「ミュージックフェスタ」は、今年は最多の10団体が参加し、音楽サークルの活動の成果の発表、地域住民との交流の場として広く住民に期待され楽しまれている。事業の企画・運営は公民館利用者懇談会が中心となって、参加団体の代表者と組織する実行委員会が行っている。
同じ公民館を利用している太鼓・三味線・お筝・合唱・木管・金管などの、音楽のジャンルも年齢も異なる音楽団体が一堂に会し、来場者とともに楽しい時間を過ごした。プログラムの最後は、参加者と来場者による全員合奏と合唱が恒例で、今年は「上を向いて歩こう」の合奏と、「ふるさと」の合唱が行われた。参加者と来場者でつくりあげる「ミュージックフェスタ」には、来場者も含め100名以上の人達が関わり、すばらしい一体感とともにフィナーレを迎えた。今後も、「ミュージックフェスタ」などの音楽事業を開催し、音楽サークル活動の成果の発表の場や地域住民との交流の場を設け、地域の音楽文化の向上を図ってゆきたい。
小山公民館では、公民館の基本目標である、出会い・ふれあい・学び合いの場をめざし、子どもから高齢者まで年齢に応じて参加できるスポーツ・レクリエーション事業に取り組むとともに、地域住民や公民館利用団体が気軽に参加できる音楽や健康づくりなどの文化事業を進めてゆく。
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